Winckler JP

モジュラーロボット包装機

シューベルトは1966年にGerhard Schubertがドイツ・クライルスハイムにて設立した同族会社です。設立以来、シューベルトの最終ライン包装機は食品、菓子、飲料、医療、化粧品メーカーなどにマーケットリーダーとして国際的に認知されています。
シューベルトの包装機はTLM (Top-loading machines)の単体機からデザインされています。TLMの単体機がラインとして組み合わさりTLM包装システムを作ります。最小のTLM包装機は一台のTLM単体機から構成されています。TLM機は平均して5.5台の単体機から構成されており、大きな包装システムになると単体機が11~15台にて構成されております。これまでに作られた最大のシステムは26台の単体機から構成されております。シューベルトのモジューラーシステムの強みは、お客様のご要望に応じた包装ラインを設計できることにあります。
シューベルトは2020年からウインクレル株式会社と代理店契約を締結しました。

ピッカーライン

ピッカーライン4台の単体機を含むピッカーラインの例です。1,600mm幅の搬送ベルトによって焼き菓子を搬送します。同時に、積まれていたプラスチック容器を取り出しチェーンコンベア上に置きます。焼き菓子は個別に吸盤で持ち上げられた後、ロボットによって正しい方向へ合わされ容器に置かれます。こちらの工場では5種類のフォーマットを所有し10個の製品を容器に入れます。ラインに装備された3Dスキャナーによって、良品のみ包装しています。このスキャナーにより連続した製品管理を保証しています。

カートナー付きパッキングライン

詰め合わせ製品用パッキングライン。このパッキングラインには6種類の異なるプラリネ用に6台の供給コンベアが装備されています。

プラリネは、F4ロボットに持ち上げられる前にバイブレーターによって正しい位置に起こされます。スキャナーは製品の位置と方向を検出し、品質を管理しています。完璧なプラリネのみがプラスチック容器に入れられます。その後、F2ロボットによってプラリネが入った容器をダブルウォールボックスに入れ、製品保護のために緩衝シートを入れます。

ピッカーライン及び、パッキングラインのコンビネーション

7台のTLM 単体機から構成されるピッカーラインとパッキングラインをコンパクトにまとめました。ピックアンドプレースロボットの柔軟な位置調整によって、オンライン包装からアソート製品のオフライン包装へ自動切り替えが行えます。

このような特殊仕様は、包装機業界のマーケットリーダーである何十年にもわたるシューベルトの革新的な実績から成し得ました。このような特殊仕様にはお客様との密な関係が必要ですが、距離は関係ありません。この装置はオーストラリアに輸出されました。

カートナー

シューベルトでは従来の側面投入方法ではなく、吊り下げ型によって投入します。包装資材の狭い開口部ではなく、大きな開口部へ上から製品を投入します。

この包装機の特長は、フィリングツールのデザインです。従来のエアーシリンダー方式とは異なりサーボモーターによって駆動しています。これらのモーターの利点としては、エアーシリンダーと比較してメンテナンスが少ないことです。フィリングロボットを別フォーマットに切り替える際にツールを変更する必要がなく、プログラムを変更するだけで適応できます。

ケースパッカー

このケースパッカーはピロー包装された135、200、400、500gの製品を店頭販売用又は、RSCケースなどに投入します。シューベルトはこれらをピボット製品ベルト、オーダーメイドロボットツールと独自の制御を組み合わせることで実現しています。このシステムによりピロー包装された製品は、最終包装形態に包装することができます。

フローパッカー

このフローパッカーもシューベルトの装置のみで構成されており、省スペースで、汎用性がありアフターサービスに関してもメリットがあります。ピッカーラインと、ピロー包装機が一つのシステムで構成されています。より高い生産効率と汎用性があり、新製品など異なるフォーマットへの対応が可能となります。 フォーマットの切り替えも短時間で行えます。

お問合せはこちら